きんこ

きんこ
I
きんこ【今古】
いまとむかし。 古今(ココン)。 今昔(コンジヤク)。
II
きんこ【禁錮・禁固】
(1)一室の中に閉じ込め, 外出を許さないこと。 幽閉。

「園中に~されて寒さは寒し腹はへるし/露団々(露伴)」

(2)自由の剥奪を内容とする刑罰(自由刑)で, 労務を科さず監獄に拘置するもの。 無期と有期(一か月以上, 15年以下)がある。
懲役
III
きんこ【近古】
(1)年代のあまりへだたっていない昔。
(2)日本史上の特に文学史における時代区分の一。 中古と近世の間。 鎌倉・室町時代をさすが, 最近はあまり用いない。 中世。
IV
きんこ【金庫】
(1)金銀・宝物などを入れておく庫。 かねぐら。
(2)貨幣・財宝・重要書類などを火災・盗難などから防ぐためにしまっておく鉄製の頑丈な箱。

「~破り」「手提げ~」

(3)国や公共団体の現金出納機関。 国庫金の出納者としての日本銀行など。
(4)特殊法人の一つとしての金融機関の名称。 第二次大戦前・戦中に, 国策的・社会政策的目的で設立されたもので, 現在は農林中央金庫・商工組合中央金庫の二つだけである。 労働金庫・信用金庫は一般的な金融機関。
V
きんこ【金海鼠】
ナマコの一種。 体は長さ20センチメートルに達する長楕円形で, 前端の口の周囲に一〇本の触手がある。 体色は灰褐色・濃紫色など。 煮て干したものを「光参」といい, 中国料理に使う。 茨城県以北の海に広く分布。 古くから金華山近海のものが賞味された。 フジコ。
VI
きんこ【金粉】
(1)金(キン)の粉末。 金砂。 きんぷん。
(2)いんちき博打(バクチ)に使ういかさまさいころの一種。 穴をあけてその中に金粉を入れて重くし, どのように投げてもその重さでいつも決まった目が出るように作ったもの。
VII
きんこ【金鼓】
鉦(カネ)と太鼓。 陣中で命令伝達の用に供したり, 宮殿や寺院などで通知伝達に用いた。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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